母ちゃんは暮らしの営業マン

顧客(家族)満足度No.1を目指して、日々悪戦苦闘するかーちゃんの覚え書き。

意地悪をされても仲良しを諦めないために

今日は少し難しくデリケートなお話です。

 

 

1年ほど前、私は悲しいことを知りました。

次女が親友(Aちゃんとします)から仲間外れにされていると、別のお友達のママから聞いたのです。

「(娘)ちゃんに内緒でプリキュアごっこしよ。」と言われて、断れなかったお友達が、帰宅後ママに相談したそうで…

それと時を同じくして「Aちゃんが私から逃げるごっこするの…」と娘からも聞くようになりました。

プライベートでも遊んだことがある子だったので、はじめはそれはショックでした。

でも、救いだったのは、娘に

「逃げるごっこされて、Aちゃんのこと嫌いになった?」と尋ねると

「大好き!」と即答してくれたこと。

 

うちの娘たちは、罪を憎んで人を憎まずなところがあって、「○○くんは○○するから嫌い」といった発言は聞いたことがありません。

意地悪されたことはされたこととして、悲しみは伝えてくれますが、別の日にはちゃんとその子の良いところを教えてくれます。

それなのに正直、私は一瞬Aちゃんに悪い感情を抱きました。

でも、大好きだし一緒に遊びたいという娘の温かい気持ちを大切にしてあげたいとも思いました。

 

そこで、ひとまず娘の心のケアをしました。

“ 去る者追うべからず! ”

逃げることを楽しんでいるお友達は、追いかけない方がいいと思うと伝えました。

仲良く遊べないと感じたときは

「じゃあ、今日は他のお友達と遊ぶね。また今度一緒に遊ぼうね。」

と清々しくかわすこと。

この話は、初めて長女がお友達から「一緒に遊ばない!」と言われたと悲しんでいた時から、定型文のように教えてきました。

 

悲しみに浸らない。

いつも決まった相手と遊ばないといけないと思いこまない。

一人で遊べる人はかっこいい!

 

 

 

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そして、Aちゃんの意地悪な気持ちは、次女のことを嫌いだからではなく、次女を羨ましく思うようなことから沸き起こっているだけで、Aちゃん自身の気持ちの問題だと思うから、あまり気にしなくていいと伝えました。

 

それからも、度々逃げるごっこが行われたという話は聞きましたが、娘は見事にかわせるようになり、最終的には「今日も逃げられたけど、○○くんと遊んで楽しかった~!」と、新しいお友達の名前が次々と挙がるようになりました。

 

ただ、当の本人は気にしなくなったものの、娘を仲間外れにしようと誘われたお友達が、板挟みになって苦しい思いをしていることを知りました。

また、元々Aちゃんのママとも仲が良かったので、Aちゃんが気難しくなる時期があって、そういう日は手がかかると聞いたこともあったので、ずっとAちゃんが何か消化しきれない思いを抱えているのではと心配でした。

もし、Aちゃんの気持ちを変えることができて、娘と仲良く遊べるようになってくれたら…と。

娘が仲間外れにされるていことをママ本人に言うべきか言わぬべきか、とても迷いましたが、私なら友人の子どもに娘が意地悪をしていたら教えてほしいと思ったので、思い切って話すことにしました。

険悪なムードになってもおかしくない状況でしたが、ママも薄々感じ取っていたようで、幸い私の話を穏やかに聞いて謝ってくれて、Aちゃんとこれからどう向き合っていくのがいいのかを一緒に話しました。

普段のAちゃんの言動についてママが困っていること、ママが良かれと思ってしていることが返ってAちゃんに不満を募らせる要因になっているのではないかなど、いろんなことを。

育児に正解は無いから、きっとママはみんな手探り状態。

一生懸命が故、うまくいかなくなってしまうこともあります。

私自身もそうです。

それでも、ただひたすらに子どもを信じ、愛し、しっかりと褒め、時に叱っていたら、きっと曲がった子にはならないはずだと、お互いに確認しました。

 

それからしばらくして、Aちゃんから娘にビデオメッセージが届きました。

Aちゃんは、なかなか負けん気が強く、それまで家でお友達のことを褒めたことがほとんどなかったそうですが、そのメッセージでは、娘のことをしっかりとほめてくれていました。

Aちゃんの気持ちが、少しずつほぐれていっている気がして、とても嬉しくなりました。

 負けん気が強いのは、とても貴重な才能で、それを生かせばきっと大物になれるはず。

でもその気持ちに縛られ過ぎて、Aちゃん自身が辛く苦しい毎日を送るのはもう終わりになればと思いました。

 

このブログにこのお話を書くことをAちゃんのママも、子供同士のトラブルに悩んでいる方のお役に立てばと承諾してくれました。

ママはもちろん、Aちゃん自身も根は優しく可愛い子です。

 

子どもに限らず、大人にもいじめはあります。

もちろんいじめる側が悪いのだけれど、いじめた側の置かれた状況や心境にも少し視点を置いてみると、自分自身の心のケアもできるかもしれないと感じました。

 

 とにかく、「あの子はうちの子に意地悪したから遊ばせない」ということだけは、言わないようにしたいと思います。

 

この話が、誰かの何かのお役に立てば幸いです。

 

 

 

さて、話は変わり、以前このブログでもお話したのですが、娘たちが今昭和のアニメにはまっていまして、『わたしのアンネット』を続けて見ています。

このアニメは、私が子どもの頃放映されていたのですが、私はどうもこのアニメを見てはいなかったようで、話の内容にとても衝撃を受けております。

とても子ども向けのアニメとは思えないほど、壮絶な人生(笑)

 

ちょっとした感情がとんでもないことを引き起こして、そこから平凡な生活が一変してしまうこと。

誰かの人生も大きく変えてしまうこと。

自分の犯した罪を償うためにはどうすればいいのか。

壊れてしまった人間関係を修復するには…。

 

小さな仲良しの女の子と男の子の間に起こる数々の出来事から2人の中で入り乱れる優しい感情と醜い感情、大自然の厳しさなど、私自身が多くを学んでいます。

 

 

 ちなみに、我が家はこれで見ています ☟

 

「うちでも今見せています」 とメッセージをInstagramの方にくださった方もいて、とても嬉しかったです。

 

このアニメにも “ 罪を憎んで人を憎まず ” という教えが入っています。

私もどちらかというとそうなのかもしれません。

だから、夫と何とか一緒にいられるのだと。

良いところもあれば、悪いところもあって、そのバランスも様々。

でも、悪いところばかりを探してしまわないようにと、自分に言い聞かせています。

と、言いながら夫婦喧嘩現在進行形ですが。

 

では、ごきげんよう

次回はいつになるでしょう(笑)

 

 

 

   

 

 

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