こんばんは。
ブログを再開してスタートダッシュしたはいいけれど、やっぱり息が上がってしまって少しお休みしました。
が、“ やっぱりな… ” なんて思われても癪なので、頑張って書いてみます。へへ。
さて、今日は包丁のお話です。
我が家は娘たちに2歳から包丁を持たせています。
私は危険なものを子どもから遠ざけるのではなく、その危険性を十分に伝えた上で、その扱いをきちんと知っておいた方が良いという考え方でして。
多少の危険は、子どもたちの野性的勘を育んでくれるという単純な思考です。
2歳からということは、そろそろバリッバリに料理してるんじゃないかなって、その頃の私は期待していたのですが、娘たちは料理以外にも好きなことがたくさんあって、思惑どおりにはいきません。
特に次女は、包丁を持たせたその日から3日連続で指を負傷したため、比較的怪我に動じない肝っ玉母ちゃん演じている私でもビビッてしまって、しばらく使用禁止にしましたし。
でも、時々娘たちの気分が載った時には、何かを切ったり刻んだりしてもらっています。
ただ、その中でも果物の皮むき分野だけは、まだ長女にしかやらせていませんでした。
刃の進行方向に指を置くので、さすがに怖くて。
でも、長女がリンゴの皮むきに挑戦したくらいの年になったので、次女にもやらせてみようと決意し、昨日決行いたしました。
柿を山ほど食らいたい次女が、自分で剥けたら好き放題食べられるのではないかという不純な動機で、皮むきをやりたいと自ら申し出たのです。
もうヒヤヒヤしっぱなしでした。
でも、やりたいと言ったことをまだできないと決めつけられるのは、私が子どものときとても嫌だったから、娘たちにはとりあえずできるできないを私が決めずに、よほどのことでない限り、自分で決めてもらおうと思ってきました。
ほら、この真剣な眼差し。
これを見たら、やらせてよかったと思います。
一応、私の教え方を書き記しておきますと、
まず右手は基本的に固定しておくことを教えます。
特に大事なのは左手の動き。
子どもはすぐ右手を運ぼうとしますが、左手で柿を運んで、刃に当てていくような感じだと伝えました。
次に、柿を刃に当てる角度に注意するよう教えます。
角度次第で、刃は柿に食い込んでいったり、逆に皮を突き破って包丁がこんにちはしたりするよ、と。
そして最後に右手の親指の働きの重要性。
親指は、左手との共同作業によって柿を運んでいると見えて、実はストッパーとしての役割も担っています。
親指を尺取り虫のように広げたり、狭めたりすることで、包丁の可動域を決定しています。
子どもにはもう少し簡単な言葉で説明しますが。
とにかく、危険なことを教える時は、具体的に教えるようにしています。
後は、実際にやってみて自分の体で覚えるしかありませんが。
↑ 右手をつい動かしてしまうようなので、包丁の柄の部分をしっかりと机に付けて固定させるようアドバイスをしたら、急に上達しました。
私たち親は、つい可愛い我が子を守ろうと、危険なことから遠ざけてしまいがちですが、危険なことには本当は学びがたくさん詰まっているような気がしてなりません。
だから、昔の人は “ 可愛い子には旅をさせよ ” と言ったのでしょう。
ただ、このご時世に一人旅はかなり危険なので、柿を剥かせる勇気を出してみました。
ははは。
でも、そんな私でも、可能な限り夫には、柿やりんごを剥かせません。
なぜなら、気の毒なほどやせ細ったりんごを見たことがあるからです。
流しに落とされていた皮の分厚さといったら…
高級毛皮を脱がされて、化けの皮がはがれた借金地獄の貧乏人を髣髴とさせるような光景でした。
というわけで、夫に果物を剥かせるのは、子どもに任せる以上にある意味危険なのです。
さて、今日もくだらないお話に付き合っていただきありがとうございました!
ちなみに、(よくご質問いただくので)娘たちが2歳の時に用意した包丁をそれぞれご紹介しておきます。
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