来年次女が小学生になります。
長女の時には全く心配しなかったようなことが心配で仕方ありません。
でも逆に、人一倍好奇心が強い彼女がどんな風に学んでいくのか楽しみでもあります。
例えばホッチキスを渡すと、長女はどうやったら綺麗にホッチキスで留められるかを考えて、器用に使います。
次女は、ホッチキスでうまく留められなくてもそこはあまり気にせず、まじまじとホッチキスを眺め、「あ、ここにバネがあるんだ…」とボソッとつぶやき、その構造を見ていました。
ここで金子みすゞさんが頭の中で囁きます。
“ みんな違ってみんないい ” (笑)
さて、そんな次女は、分からない言葉があるとすぐにその意味を聞いてきます。
その性質を利用して…
晩御飯の時間におしゃべりばかりが進んで、箸が進んでいないとき、私は本棚から娘たちには少し難しいかなと思いつつ、『モモ』という古い本を出してきて、一章ずつ読み聞かせています。
(私が持っているのはハードカバー)
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(文庫もあるようです)
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案の定、知らない言葉があると、「○○ってどういう意味?」と聞いてくるので、モモの隣に長女の国語辞典を置いて、すぐ調べて意味を伝えます。
これを繰り返していたら、何となく知らない言葉も耳に入り易くなるかな…と。
そうして国語辞典はなんでも教えてくれる頼れる奴だと認識させておいたので、園の帰りに、次女を国語辞典探しに誘ったら、「うん!行く!買う!」と即答でした。
が、本屋さんでたくさん並んだ国語辞典に、途方に暮れました。
(ちなみに、長女の時に長女が選んで買ったのはこれ ↓)
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しかし、そんな私とは裏腹に、娘は「あっ!これがいい!」とこれぞまさにジャケ買いってやつだなと思われるチョイス。
リボンがついてラメが表紙に入ったいかにも娘が好きそうなものがありました。
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できれば気に入ったものを買ってあげようと思っていましたが、何せ他の辞典に比べて語彙数が4分の1ほど。
初めての国語辞典としては使い易そうで悪くないけれど、我が家はゆくゆく語彙数の多いものを再購入するような余裕はありません。
まだ国語辞典を与えるには早いかなという年齢で、とにかく辞典に親しんでもらいたい場合にはもってこいだと思います。
10分くらいかけて説得して、次に娘の候補に挙がったのがミッキーとミニーのものでした。
これは語彙数もしっかりあって、ジャケットも可愛い! いいなと思って手に取ると、表紙が固い…
あくまで好みの問題ですが、私は辞典の表紙はパラパラと捲る時にふにゃっとなってくれる柔らかいものが好きで、。
ここでまた、私も悩みました。
白地のシンプルな表紙に、ドラえもんが程よく描かれていて、めちゃくちゃ可愛い。しかも中身も良し(学研の新レインボーシリーズに比べると語彙数は少ないですが十分なレベル)、、表紙も柔らかい。 リンクページに、ケースから出した写真もあるので、ドラえもん好きの方はぜひその可愛さを確認してください↓
でも、娘のジャケ買い基準は、うっとりするような女子っぽいやつだから、ドラえもん気分にはなりませんでした。
最終的に、ミッキーたちと同じ新レインボーシリーズのオーソドックスなものを勧めました。
語彙数良し、表紙も柔らかくて良し。私の求める基準は網羅してくれていますが、娘はまだキラキラジャケットに未練たらたら…が、そこで救世主!
その辞典に、付録で可愛い動物のインデックスシールが付いていたのです。
それを見つけた途端、「あ!これにする!」と娘。
ほっと胸をなでおろし、レジへ。
帰宅後、最近気になっていた言葉を調べ始めた娘。
しかし、載っていない。
あれ?あれ?
慌てて長女の辞典を借りて調べるも無し。
私の大人用の辞典にも無し。
ポケモンのモンスタータイプに出てくる「エスパー」を知りたかった娘。
まさか、エスパーが無いとは、私もびっくりでした。
エスパーは日本語じゃない??
私の中ではエスパーは普通に日本語だけど…
仕方なく、エスパーは諦め、晩御飯中に会話に出てきた「客観的」を最初に引くことになりました。
まだ、あいうえおの順番がパッとは出てこないので、五十音表を目の前に置いて調べました。
あった!
ふーん。そっかぁ。
調べた言葉は付箋に書いて貼り付けていきます。
浮かれ気味の「 きゃっかんてき♡」
その後「主観的」も調べていました。
それはそれは嬉しそうに。
その後私のお腹にしがみ付いてきて、
「おかーさん、国語辞典買ってくれてありがとう。」と言ってくれました。
しかも寝るまでに3回も。
「一番気に入ったものを買ってあげられなくてごめんね。」
と私が言うと
「ううん!これにしてよかった!」と笑顔で答えてくれました。
まさかの「エスパー」不存在事件により、語彙数の少ない国語辞典なら、もっと同じ目にあっていたかもしれないと思ったようです。
ありがたし、エスパー!
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